もし、あなたが、誤嚥性肺炎に対して
・アプローチに限界を感じている。
・行っていることに対して効果を感じていない。
・誤嚥が怖くて手が付けられない。
・アプローチにマンネリ化をしている。
などの現状があるのであれば、
このレポートは、あなたにとって臨床を変えていくことが出来る
一つのきっかけになるかもしれません。
これは、
「安全な食事摂取」
⇒介助方法や食具の選定など
「適正な食事形態の選定」
⇒患者さんの持っている機能と食事形態との適合
「嚥下筋力」
⇒飲み込むための筋力
「咳嗽強化」
⇒むせ込んだ時に吐き出せる能力
「口腔ケア」
⇒口の中の清潔具合
「姿勢改善」
⇒飲み込みを行うために適切な姿勢の確保
といったことをすべて満たしていく必要がありますが、
これをすべて達成していくためには、
様々な職種との連携が必要でだからです。
そして、これら6つの要素を具体的内容を知っている必要があるからです。
STが普段行っている
「安全な食事摂取」
「適正な食事形態の選定」
だけでも、十分に誤嚥性肺炎に対して
「対症療法」
として、アプローチが可能です。
ただ、これは、
その患者さんが持っている機能から、
代償を用いて、
今できることを可能にしていくだけです。
ただ、
代償を用いて、
安全に飲み込みを続けていくことや、
「嚥下筋力」
を向上させていくことで
機能が良くなるケースもあります。
しかしながら、
老化が進んでいった場合や、
何かのイベントがあり、
機能が一時的に低下した場合、
そこから改善していくことが
代償では難しいことが多いです。
また、
身体機能が著しく低下したような患者さんであった場合、
選択肢が
「口腔ケア」
しかなくなります。
そうなった場合、
STとしては、出来ることに限界が生じます。
これに対して、
PT・OTは、
特性として、
・生活レベルをしっかりと把握する
・解剖学運動学生理学的に身体を解釈する
ことが得意です。
その為、
誤嚥性肺炎を引き起こした要因を
身体機能面から見ていくことを得意としています。
また、
身体機能が著しく低下した患者さんの
誤嚥性肺炎を改善させていくためには、
「咳嗽強化」
「姿勢改善」
といったことが、
必須であり、
「口腔ケア」
だけでは不十分になります。
ここまでの話の中で、
身体機能が比較的高い方の誤嚥性肺炎にはSTが対応でき、
身体機能が低下している人の誤嚥性肺炎にはPT・OTが対応できる
みたいに感じるかもしれません。
しかし、
そうではなく、
一つの職種だけでは、
決して機能改善をして良くなっていくわけではありません。
つまり、
他職種で関わっていく必要があります。
各々得意な分野があり、その分野に特化しています。
が、
各々の職種が、
どんなことを考えて、
どうアプローチを展開しているのか?
また、一人で解決できない場合、
どう他職種に依頼をすべきなのか?
など、
知っておくことで、
今まで以上の結果を出すことが出来るようになります。
このレポートでは、
理学療法士視点
と
言語聴覚士視点
の両方の視点を知ることが出来ます。
また、
・繰り返す誤嚥性肺炎に対してのアプローチ方法
・従命困難な方に対して有効な間接的嚥下訓練方法
・誤嚥を予防するためのトレーニング方法
・意識の低い方へのアプローチ方法
・廃用症候群へのアプローチ方法
・在宅支援方法
などの情報が受け取れます。
あくまでも一例ですが、
今まで変化が見られず、アプローチに対して限界を感じていた方にとっては、
何かの気づきになるでしょうし、
臨床が変化するきっかけになるでしょう。