「気管カニューレ抜去の技術を3日って、、、無理じゃない?」
そう思いますよね。そう感じるのが普通です。ですが、、、
無理だと決めてしまう前に、少しだけ話をきいてください。
こんな企画をしたのは、
気管カニューレ抜去が出来るのにも関わらず、スキルが無くて抜去が行えていない患者さんがたくさん出てきているからです。
そんな中、
カニューレ抜去をどんどんと行っているS君の話をきいてもらいたいんです。
というのも、、、
結構、驚くことを聞いたからです。
後輩である多くの言語聴覚士に指導を行うだけでなく、看護師や医師からも絶大なる信頼を勝ち得て、協同出来ているという…。
理学療法士のS君。
以前この講座の基となった講義に、参加してくれていました。
ある程度の摂食嚥下領域の知識を持ち合わせていましたが、
それも、一般的な言語聴覚士レベルの知識でした。
しかし、
講義を受ける前は、気管カニューレの知識なんかゼロでした。
そもそも、カニューレを装着している患者さんを診たことがある程度で、
どんな構造なのかも全く知らない状態でした。
でも、
「この嚥下機能を持っているのに、なぜカニューレが必要?」
「ADLレベルが上がってきていて、歩行もできるようになっているのに、カニューレのままなのはなぜ?」
といった疑問を常に持っていました。
そういった理由から、僕たちの講座に来てくれました。
そして、講座を受講することで、
気切患者さんのカニューレ抜管を言語聴覚士の評価と、
フィジカルアセスメントを行いながら、
・気管カニューレ抜去をS君主導で進めていくことが出来ている。
・気管カニューレを段階的に変更する準備をして、医師に説明を含めて上申して、変更することが出来ている。
・気管カニューレ抜去後、発声練習含めてリハビリを行えるようになっている。
という、
理学療法士とは思えないほどの臨床を送っています。
S君の他に、以前の講座を受講してくれたことで、
段階的にカニューレ変更を行えるようになった人も、
抜管まで移行することが出来た人もいました。
もちろん、
言語聴覚士で、カニューレの知識をしっかりと持っている人も受講してくれていましたが、
ある方は、自信をもって臨床を行えるようになったり、
ある方は、説明することが出来るようになり、上申にも戸惑いが無くなった
といった方もいらっしゃいました。
しかし、
受講人数が30名ほどということで、
もしかしたら、以前の講座を受講していたとしても、
これらのような結果を、全員がしっかりと出せたのか?
というと、正直わかりません。
S君が気管カニューレ抜去の技術を身につけるためにやったこと。
それは、気管カニューレ抜去のための連続講座に、2日参加しただけでした。
それ以外に、教科書を改めて買ったり、他の何かの講座に参加したりといったこともなしです。
もちろん、気管カニューレのことは全く知らなかったんですが、
摂食嚥下領域の知識は、しっかりと持っていました。
つまり、言語聴覚士の1,2年目とそう変わらないような状態です。
そんなS君でしたが、2日でした。
経験の多い言語聴覚士の方とは、もちろん知識レベルや技術レベルでは劣ることもあって、
講座で学んだことを自分なりに、再復習したり、
医師に相談することや、同僚の言語聴覚士の方に聞いたりして、
それなりの時間と手間をかけていました。
しかし、技術習得に必要だった期間は、たった2日でした。
なんで、こんな短期間で気管カニューレ抜去の技術を身につけることができたのか?
それは、単純な理由なんです。
気管カニューレ抜去の技術を身につけるために必要なことは、
基本的な摂食嚥下領域での、嚥下のメカニズムと、嚥下機能の把握、
極めて基本的な呼吸や胸郭の知識、
そして、カニューレの種類と構造の理解
だけだからです。
つまり、言語聴覚士の方に限っては、
基本的な呼吸や胸郭に関する知識と、
カニューレの知識
だけなんですね。
それなのにも関わらず…
田村氏による研究では、
気管カニューレ抜去の基準やプロトコルがないことが挙げられており、各病院での基準で実施されているが、明確な基準とはなっていない。また、他院での気管カニューレ抜去に対するプロトコルは不明とされている。(⽇救急医会誌. 2019; 30: 26-31)
急性期病院、もしくは急性期後施設で人工呼吸器からのWeaningや離脱が行われる。また、標準的な治療で明らかな害がないという状況で、より積極的なプロトコルを適用することは、臨床の抵抗・惰性に打ち勝つ挑戦となる。(N Eng J Med 2020;383:1009‐1017)
カニューレ抜去は、急性期病院だけでなく、回復期リハビリ病院でも行われることから、これらの病院間でのカニューレ抜去を行う基準や、そこに至るプロトコルの共有が必要とされているが、現状共有が行われていない。
こういった理由から、
教科書でも、気管カニューレ抜去については、記載がほぼ見られませんし、
載っていたとしても、微々たるものだったりします。
また、医師の中でも、気切をしてカニューレを挿入することをしても、
抜管までの流れを知る医師は、急性期病院以外では、極々稀少な存在だったりします。
その結果、上記理由に挙げたようなことが見られています。
これは、ある入院患者さんの話です。
患者さんは、腰痛のため疼痛緩和のために、
脊髄に注射を打って治療をしていました。
ある時、その治療によって脊髄炎をおこして入院となり、
結果、
人工呼吸器管理となり、
四肢麻痺のような症状となりました。
もちろん、
脊髄炎を起こす前は、
当たり前のように仕事をして、普通に生活していました。
その後、急性期病棟を出て、回復期病棟ではなく、
療養病棟のある病院に転院となりました。
主なリハビリは、転院後から開始となりました。
状態としては、
転院時には、夜間時のみ人工呼吸器となっていました。
そして、
リハビリとしてのオーダーは、
理学療法士や作業療法士だけでなく、
言語聴覚士にも、もちろん降りてきていました。
そして、リハビリがスタートしましたが、
人工呼吸器管理であったこともあり、
もちろんカニューレは挿入されたままです。
そういったこともあってか、
言語聴覚士は、一定のルーティンのような評価と、
リハビリとして、アイスマッサージなどの間接的嚥下練習で止まっていました。
カニューレをつけている=食べられない
との思い込みから、止まっていたようでした。
そのため、
嚥下状況などを聞くと、
「だってカニューレがついてるから、食べるなんて無理でしょ?」
と。
カニューレが挿入されていても、
食べれないわけではないですし、
必要に応じて変更依頼を医師にすることも可能ですが、
その言語聴覚士は、
「カニューレの変更は医師の仕事で私にどうもできない」
と、その患者さんの食べるという未来を完全に奪っていました。
こういった経緯から、
嚥下やカニューレ変更までもを理学療法士が請け負いました。
言語聴覚士からは、嚥下状況を聞き、
それを基に、フィジカルアセスメントを行いつつ、
カニューレ変更に必要なトライアルを一つずつクリアしていくための、
リハビリを行い、
変更可能なレベルになると、
可能な理由と根拠を医師に上申し、
変更をしていきました。
そして、
カニューレ変更後は、
理学療法士によるアプローチと共に、
食事評価をしつつ、
食事形態UPが可能な機能を確認し、
言語聴覚士に食事形態UPの依頼をしました。
そして、
最終的には、カニューレを抜管し、
食事提供としては、普通食を食べられるようになりました。
その結果、
少食で、半分の食事でも全量食べれていなかったのが、
食事意欲が増し、全量を食べた上で、まだ追加の食事を求めたり、
毎日のように涙していたのが、
発話や食事ができるようになったことで、
精神的にも意欲的になり、
より、自宅への希望を持ち、住宅改修の指示を家族と業者とやり取りする
といった、普段の病棟生活でも活発となっていきました。
この患者さんの担当となっていた言語聴覚士の仕事というと、
「忙しい」
「新患に追われている」
と理由をつけては、
その患者さんのリハビリを避け、
月に1、2度程度
もしくは、依頼をした数日のみ
となっていました。
そのため、
抜管後の発声練習も理学療法士が行っていました。
この方は、
最終的には、自宅に退院となりました。
状況としては、
四肢麻痺から全介助ではあるものの、
リクライニング車椅子へ離床も行え、
家族や孫との会話もスムーズで、
遠くにいる人もしっかりと呼べるようにもなり、
大好きな寿司を食べたり、
お菓子を買ってくるように家族に依頼したり、
自宅での生活を家族や孫と楽しく送れるようになりました。
ここまでで、結局言語聴覚士がした仕事というのは、
今後も食べることが難しいと、
患者さんの精神的に追い込んだこと
そして、
状況が変化していくことを横目に、
食事評価を依頼されて、
理学療法士に言われるがままの食事形態をムセがないのか、
本当に大丈夫なのか、といった観察をしていたのみでした。
気管カニューレを挿入された患者さんに出会っていた人の場合、
急性期病院であっても、回復期病院であっても、そして慢性期病院であっても、
そのまま抜去されずに、それが当たり前のようになっていて、見てみぬふりとなっていることはないでしょうか?
そもそも、
カニューレが挿入された状態でも、食事を食べることは出来ますし、発声の練習だって出来たりします。
それが、「わからない」「知らない」といったセラピストと医師の技量で、患者さんの人生を変えてしまってもいいんでしょうか?
でも、
そのまま、見て見ぬふりな現状だったりします。
そんな現状な中、
この気管カニューレ抜去の技術を身につけることで、
患者さんの人生を変えていくだけでなく、
その家族さんの人生も変えていくことだって出来たりします。
また、病院内では、同僚だけでなく、上司や他職種からも信頼されるセラピストとなっていることは間違いないでしょう。
先ほど紹介したS君は、すでにそういった状況なのですから。
もし、あなたが、短期間で気管カニューレ抜去の技術を身につけて、
臨床でできることを増やしたいなら、うってつけの講座になるでしょう。
普段の臨床で、
気管切開=食べられない、しゃべれない
といった認識をしていませんか?
実は、気管切開をしていても、飲水や食事摂取まで進めていくことも可能です。
また、発声に関しても、カニューレを変更すれば、可能となります。
しかし、
気管切開の症例に対しての知識は、
教科書レベルでも少ししか記載されておらず、
載っていても、気管切開の解剖やカニューレの種類に関して程度です。
そのため、
実際に臨床で、
どう抜管へと進めていっていいのかわからないことが多いと思います。
ましてや、気管切開されている方が、
嚥下を可能にするための教科書や文献はごく少数です。
そのため、気管切開をしていても、
摂食嚥下を可能にしていくための、
専用の評価指標や評価スケールは存在していません。
では、気管切開をしている症例を受け持ったとき、
どのように安全に、摂食嚥下や発声に進めていけばいいのでしょうか?
それを可能にしていくためには、
基本的な摂食嚥下領域での嚥下のメカニズムと、嚥下機能の把握、
極めて基本的な呼吸や胸郭の知識、
そして、カニューレの種類と構造の理解、
が最低限必要です。
その上で、
バラバラにある基礎知識を組み合わせ、
リスクを把握した上で、
理論付け、安全に進めていくことが必要になってきます。
こういった流れを理解している人は、
・耳鼻咽喉科の医師、
・気管挿管からの抜管を経験した医師
そして、
・抜管まで関わったことのある療法士
くらいです。
正直、気管切開の症例の摂食嚥下への進め方や抜管に関しては、
そういった症例をたくさん受け持ち、
且つ独自に考え、進めていくことが求められているのが現状です。
こういった背景から、
基礎ベースをしっかりと落とし込んでもらい、
そして、
抜管や摂食嚥下の進め方の「型」の一例をお伝えしていきます。
この知識に関しては、言語聴覚士だけではなく、
気管切開の症例で摂食嚥下にどう関わっていいか悩んでいる
理学療法士や作業療法士では、
身体に対して、どういったアプローチが重要で、出来ることが多くあることを理解できます。
まずは、
ベースを築くこと、
そして、
進め方の方法の「型」を知ること
によって、
そこから、たくさんの症例を経験することで、
独自の評価や治療方法、
抜管への進め方
を生み出して行けるようになります。
・摂食嚥下領域での基本的な5期モデルと、それぞれのメカニズムを理解していてください。
・摂食嚥下領域において、どの機能が低下した場合、どんな症状が出るのか?といった嚥下機能を理解していてください。
・基本的な呼吸の知識、つまり、呼吸がどう行われるのか?といった中学校の生物のなかで学んだような基本的な構造と機能解剖を理解していてください。
第一回目のこの講座では、
カニューレの種類や特徴、
そして、適応するカニューレの種類と選定ができるようになるための知識を習得していきます。
そのため、
この講座を通じて、カニューレの知識が全くのゼロであったとしても、
身体的構造の把握をどう行うのか?
を知ることに加えて、
どのカニューレがどういった特徴を持っていて、
どの患者さんには、どういったカニューレが適応しているのか?
が把握できるようになります。
終了後には、
どういった患者さんには、どういったカニューレが適応であるのか?
といったことが一通りわかるようになりますので、
現在受け持ちの患者さんのカニューレの種類が合っているのかどうか?
といったことも把握できるようになります。
第二回目の講座では、
主に、抜管までの評価と、抜管に至るまでの過程を習得します。
現在使用しているカニューレから、
どう評価を行い、
どういったリハビリを行うことで、
カニューレをどう段階的に変更していけばいいのかがわかるようになります。
そして、
その過程において、食事をどの形態でどう摂取に至ればいいのか?
どういったリスクを考えないといけないのか?
を把握できるようになります。
カニューレの知識がある状態で、
この過程を知ることができれば、
段階的にどの評価していけばいいのか?
といったことや、
リハビリとして、何が効果的で、
どのようなことをクリアにしていけばいいのか?
がわかるようになるため、
段階的にカニューレ変更を行うことも容易になってきます。
抜管に至るまでの過程を知ることで、
例え、患者さんの身体状況によって抜管まで至らないことがあったとしても、
変更をしていくことで、
身体的機能を上げていくことが出来るようになってきます。
そして、模擬的な患者さんを通じて、
学ぶだけでなく、
実際に検討を行い、
カニューレ変更に至るまでの
評価、リハビリ、リスクの把握、
そして、
最終的にどう抜管までの手順を組んでいけばいいのか?
を身に落とし込んでもらいます。
第一回目と第二回目で、
ほぼカニューレ変更や抜管までの手順、
そして、リハビリの選択
リスクに関しても理解をして、
臨床でも結果を出せるようになってきていることでしょう。
しかし、
必ずできるようになっているのだろうか?
といった不安もあると思います。
また、
第二回目を学んだ後、
臨床で実践を行っていく上で、
必ず疑問が出てきたり、
壁にぶち当たることもあるでしょう。
そういった、学んだけども、
復習として再度聞きたいこと、
臨床での悩み、
臨床での疑問、
といったことを解消するため、
第一回目と第二回目の簡単な復習と、
質疑応答の時間を設けています。
この機会を通じて、
臨床における悩みや疑問を解決して、
自信をもって臨床で取り組んでいけるようになることでしょう。
ST10年目 赤松さん
職場が急性期病院に変わったため、気管切開・カニューレに関する必要な知識をもう一度学びたいと思ったから。また、どのようなタイミングでカニューレを替えたり、抜管するのかを詳しく知りたかったから参加しました。どういった状態の患者さんに対して、どのようなカニューレを使用したらいいのかを、ある程度理解できたので良かったです。また、グループワークで話し合いが出来たのが良かったです。受講後は、どのような理由で現在のカニューレが選択されたかが理解でき、今後は、本当に適したカニューレが別にあるのか検討することが出来ていくと思います。
ST11年目 K・Iさん
気切の患者さんに対しては、どのタイプの方に対しても同じような呼吸や嚥下訓練になってしまいがちだったので、訓練の幅を広げたくて参加しました。あと、カニューレについても対象患者や構造など、より詳しくなりたかったのもあります。受講してみて、カニューレについてなんとなくは理解していましたが、詳しくは知らなかったので、勉強になり、疑問に思っていたことも質問できて、解決できたので良かったです。今までは、なぜこのカニューレなのか?とあまり深く考えていなかったですが、今後はより深く考え、その患者さんにあっているのか、改善していけないかも考えられそうです。
M・Hさん ST4年目
気管切開の患者様に対する嚥下訓練の流れやリスク管理に対しての理解を深め、臨床に活かしていければと思い、受講させていただきました。カニューレの選定や必要な訓練を学ぶことができ、気管切開の患者様に対しての介入は怖かったり、難しいなと思うことばかりでしたが、少しカニューレや訓練の流れに対しての理解が出来ました。また、抜管をするためには、呼吸機能に対してアプローチをしっかりと行わなければいけないことを学びました。
休み時間やワーク中に質問したことに対して、丁寧に答えてくださり、とても勉強になりました。
O・Yさん ST23年目
院長が呼吸器外科の医師に変わってから、カニューレの患者さんが増え、嚥下のオーダーが増えましたが、知識もないまま手探りでExしていたので、きちんと基礎から学びたいと思い受講しました。手探りでやってきた気切の患者さんのExでしたが、きちんと整理して今、何が必要かをかんがえられるような気がします。また、嚥下のオーダーに対して、嚥下だけをExしてきたが、呼吸ももっとしっかりと診ていく必要があると思いました。明日からのExが楽しみです。
考えてみて欲しいのですが、たった3日で気管カニューレ抜去の技術を身につけることは、あなたにとってどれくらいの価値があるでしょうか?
例えば、資格を取るとなると、スムーズに進んでも半年~1年程度、費用も50万近くかかるものまであります。
しかも、それでスタート地点に立つわけで、そこから実務を通じたり、技術を磨いていくと、また何か月かかかるのが一般的です。
それと比べて、3日で新しい技術が身につく、この気管カニューレ抜管マスターコースは、とても価値があると思いませんか?
この講座の価格ですが、このようなスクール形式、しかも個別でフィードバックがもらえるような環境となると、相場は30万以上かかるのが一般的です。
しかし、目の前の患者さんのために、
今の現状より、
気管カニューレ抜去を目指して欲しい、
気管カニューレをつけていても食事を楽しめるようになって欲しい、
そして、
患者さんやその家族さんから、喜びの声を聴いてほしい
という思いから、早期価格99,000円129000円で募集します。
さらに、
優待として、
・クレジットカードでのお支払いの場合、分割決済(3回)手数料無料、
または、
・銀行振り込みの方は、90,000円で参加できます。
ただし、
個別フィードバックが出来る環境のためには、人数に限りがあり、
定員を5名までとしました。
そのため、申し込みが多ければ、お断りをするかもしれません。
さらに、あなたのリスクを取り除くために、
もし、ここで学んだことを臨床で行ってみて、
気管カニューレの変更が出来ない、
抜管までの手順が見えない、
そして、
少しも臨床が変化していない、
といった場合、再受講を無料にさせていただきます。
その際、課題の提出や臨床での手順を含めた考えなど提出をお願いしております。
この簡易振り分けシートを用いることで、
「どのカニューレが適しているのか?」
が一目でみてとれるようなシートとなっています。
また、このシートを活用することで、1回目の講座の振り返りが容易にできます。
教科書には、なかなか気管切開に関しての情報が少ないです。また、最近は教科書でも情報が載るようになっていますが、まだまだ断片的です。
しかし、インターネット上には、専門的に記載されているサイトも存在しています。
が、必ずしも検索結果として上位に表示されている訳ではないため、信用できるサイトを調べるとなると時間を要します。
ここでは、信用できる情報が聴取できるサイトを厳選してお渡しします。
また、文献に関しても、一般的にインターネット上に存在する文献も多々あります。
その中で、気管切開患者さんを担当した時に、役立てられる文献をご紹介します。
当会では、吸引に関しての技術を直接的にお伝えすることは、できていません。
理由としては、機器の問題もありますが、
基本は医師の指示で吸引を行ってもいいと許可されます。
外部の研修を受講済みですと話をしたとしても、
病院や施設によって、規定ルール違ったりします。
そのため、病院や施設などの規定に沿って、確認と研修が必要になります。
しかし、
手順を含めて知らなくてもいいか?というとそうではありません。
そのため、吸引におけるプロトコルが存在していますので、
それをご紹介させていただきます。(紹介のため、当会の資料ではございません)
全身状態が落ち着いてきた段階で、全身機能を改善していくためには、離床を行っていく必要があります。
例え、人工呼吸器を装着していても、離床を進めることで、全身機能の改善は早まっていきます。では、どのように段階的に離床を進めていけばいいのでしょうか?
その離床を進めていくために設定されているプロトコルをお渡しします。
このプロトコルには、全身状態の把握も含まれているため、より全身状態を把握することが出来るようになります。
また、カニューレを抜管し、嚥下状態を良くしていくためにも離床を進めることが必須であるため、理学療法士や作業療法士だけでなく、看護師とも協働して患者さんにアプローチしていくことに繋げられるでしょう。
一つは、
一人で、少ない文献や教科書を読み漁りつつ、医師や業者などに教えを請い、かなりの時間と労力をかけて、不安になりながらも身につけていく道です。
例えば、それに5年の時間を要した場合、
1825日、4万3800時間を要します。
もう一つは、
短期間で確実に、気管カニューレ抜去の技術を身につける道。
もちろん抜去を行うのは医師ですが、その過程を示し、必要なリハビリを行っていくことは、リハビリ職種には求められます。
そして、
気管カニューレ抜去の技術を身につけていくにあたり、
摂食嚥下における基本的な知識をさらに補強するだけでなく、
カニューレを抜管まで導く手順を身につけることは、
食事の形態を考えていく上でも必須の知識と技術が身に付きます。
それにかかる時間がたった3日です。
講座だけで言うと2日で、技術が身に付きます。
空いた時間で何が出来るでしょうか?
やろうと思うことや、
他に勉強に時間を当てることもできます。
ある、世界No1コーチの方は、人生の質や成果を決めるのは条件ではなく、
「決断である」
と教えています。
私の今の状況は…リハビリとしては…という条件ではなく、
決断や選択の積み重ねで人生が決まります。
今後、どのようなリハビリ職としての人生を歩むかも、同じことです。
今、あなたがリハビリ職として、
・どこで働いているのか?
・どんな地位であるのか?
・どんな技術をみにつけているのか?
といったことも、
全てあなたの選択によって、決定付けています。
では、今、あなたはどんな決断をしますか?
今回は担当講師から直接個別レクチャーが出来る環境となっています。そのため、申し込みされたのち、担当講師と日程調整をすることが出来るため、都合のいい3日を設定できます。
※終了までの期限は年内までとします。
ST 武原 さん
1年で総合病院(主に急性期)から回リハ病院に転職し、気切患者を診る機会が出てきて、基礎的な知識から知りたかったから参加しました。カニューレの仕組みや人工鼻など、臨床で目にしていた物がどういう仕組みであるか、かわりやすかった。また、受講してみて、気切患者と接する際の見るべきポイントが少しわかってきた。
ST 西野 さん
学生時代にカニューレの患者様のイメージがいまいちわからなくて、あまり勉強をしておらず、いざ臨床で対象の患者様が多く基礎から学びなおしたいと思った。現在、当院で入院している患者様を思い浮かべながら受講させていただきました。改めて他部署との連携が重要であると感じました。また自分自身もまだまだ理解を深めないといけないと思いました。
ST 森 さん
気切の人の嚥下オーダーはかなり増えてきているのですが、教科書的には訓練適用外の部分が多かったので、どうアプローチするか知りたく、参加してみました。気切の種類や構造から説明していただき、着色水テストについても、詳しく教えていただけた事でどの時点で誤嚥と捉えるのか、かわりました。
ST 池田 さん
DrもNsもカニューレに関して、「入ったらそのまま」のスタンスが多く、ただ嚥下は進めて良いとのオーダーがある等、本当に進めていいのかまたその指針は?と不安が大きかった。具体的な方法を聞けてわかりやすく、抜去への持っていき方、呼吸、嚥下exをどの割合で併せて行っていたか知れて良かった。
ST 重村 さん
普段使用している手技や評価方法を具体的に説明して頂いたので、臨床場面で自分でも行っていけるなど感じた。実際の症例をお話し頂いたのは有り難かった。
ST 松野 さん
参加前は、気切の方対する苦手意識があった。気切の方に対するリハビリは症例に合うことが少ないので、受講してみて、経口摂取への手順、発声へ手順など、いろいろ理解を深めることができた。特にBDTの実施方法や頻度についてのお話しは大変参考になりました。
OT 大日方 さん
連携をとるにあたり、イメージができていないことがあったから参加しましたが、STがどのように嚥下訓練を進めているのか他職種から見てもわかりやすかったです。
ST 岡田 さん
はじめて気管切開されている患者様を担当し、アプローチに悩んでいたので参加しました。参加したことで、消極的なDr.に対して、根拠をもってカニューレの変更を上申できるようになりそうです。
ST 吉田 さん
気切の患者様へのアプローチが具体的にどのようにすれば良いのか、わからずでした。しかし、セミナーで丁寧に説明して頂き、分かりやすかったです。本日、教えて頂いた訓練プログラムで活かしていきたいと考えています。
ST 稲葉 さん
参加理由は、気切の患者様をみることがあり、当時は大変困ったためです。頸部のリラクゼーションなどで、どのあたりまで触っていいのかわからなかったです。受けてみて、実際の訓練介入の仕方があり、分かりやすかったです。カニューレの扱い方や訓練の進め方、評価の仕方など、一連の流れがわかったので、今後に活かしていきたいです。
ST 竹田 さん
気管カニューレの種類やそれぞれの利点などについては書籍で調べられても、臨床での段階的なレベルアップのタイミング、確認事項などは日々悩んでいました。とても勉強になりました。最後に症例の方は自分が考えていたよりも、レベルアップして退院されたので、STの考え方が大事だと思いました。具体的な考え方を知れたので、参考にさせていただきます。
ST 川本 さん
気切にしてすぐの嚥下訓練依頼が増えてきたので、リスクをきちんと学んでDr.と話しがしたかったので受講しました。カニューレの説明が、わかりやすかったです。最後のワークショップは訓練の流れがわかってよかったです。
ST 宮村 さん
軌道が狭窄していて抜管が前院では困難と言われた方を今担当していて、リハビリで変化をだせるのかなど、気切の方の進め方、全般よくわかっていないので参加しました。抜管までの進めていき方の流れが少しわかりました。最後に説明されていた手技を是非使用してみたいです。
ST 佐藤 さん
気切に対して、経験不足・知識不足でネガティブな印象でしたが、今回参加して本当によかったです。本を読んで理解できなかったことや、臨床での困っていた事をわかりやすく教えてもらえました。
ST10年目 赤松さん
職場が急性期病院に変わったため、気管切開・カニューレに関する必要な知識をもう一度学びたいと思ったから。また、どのようなタイミングでカニューレを替えたり、抜管するのかを詳しく知りたかったから参加しました。どういった状態の患者さんに対して、どのようなカニューレを使用したらいいのかを、ある程度理解できたので良かったです。また、グループワークで話し合いが出来たのが良かった。受講後は、どのような理由で現在のカニューレが選択されたかが理解でき、今後は、本当に適したカニューレが別にあるのか検討することが出来ていくと思います。
ST8年目 田中さん
カニューレ抜管のための評価、根拠を知りたい、また、抜管に向けてのNSやDrへの伝達・相談の方法を学びたいと思い、参加しました。受講してみて、カニューレへの苦手意識が少し緩和し、カニューレ選定についての知識は深まりました。
ST3年目 井上さん
カニューレの種類・選定についてはあいまいであった部分を知ることが出来ました。また、模擬症例検討を行ったことで、臨床に活かしやすいと思いました。今後の臨床で本日の知識を活かし、幅広い視野を持っていきたいです。
ST3年目 W・Aさん
回復期から急性期の病院に転職し、カニューレをつけた方を担当させてもらうことがふえ、きちんとした知識を持ってリハビリをしたいと思ったため参加しました。学校の授業では、ここまで詳細に教えてもらえないので、大変勉強になりました。また、臨床とをからめて話をしてくださったので、わかり易かったです。カニューレの交換時期はDrが決めているのですが、今回学んだことから、Drに伝達できる情報が増えたと思いました。
ST9年目 Y・Mさん
教科書等では、細かく書かれておらず、高研のパンフレットや先輩方の指導により、気切の患者様と関わっていたので、カニューレの勉強会に参加したいと思っていたところに、今回の講義を知り申し込みしました。カニューレの選択について学べ、カニューレの仕組みも、よくわかりました。
ST8年目 吉田さん
気切へのアプローチの勉強会はなかなか無く、一般的なカニューレ変更の流れや、どこを見るべきかわからず、受講しました。グループでの検討・他の施設の人の考え方がわかり、楽しかったです。わかっているようでわかっていない点も多かったので、DrやNS、患者さん・家族への説明が受講前より上手に出来ると思いました。
ST11年目 坪田さん
カニューレのある患者様に対する評価、変更のタイミングまでが曖昧で、現在、今後の臨床に活かせるようなセミナーだと思い受けました。カニューレについて学ぶ機会はなかなかないので、解剖・種類・特徴など、非常に勉強になりました。どのカニューレを使うのか、評価の仕方は今までに比べて明確になったと思います。
PT10年目 M・Aさん
カニューレについてネットなどでしか勉強していなかったので参加しました。カニューレを現場で診ることはあっても、あまりどういうものかという知識がなかったので、いろいろカニューレについて教えていただけたので、良かったです。カニューレの診方や選定について、臨床の中で行かせていきたいと思います。
ST11年目 K・Iさん
気切の患者さんに対しては、どのタイプの方に対しても同じような呼吸や嚥下訓練になってしまいがちだったので、訓練の幅を広げたくて参加しました。あと、カニューレについても対象患者や構造など、より詳しくなりたかったのもあります。受講してみて、カニューレについてなんとなくは理解していましたが、詳しくは知らなかったので、勉強になり、疑問に思っていたことも質問できて、解決できたので良かったです。今までは、なぜこのカニューレなのか?とあまり深く考えていなかったですが、今後はより深く考え、その患者さんにあっているのか、改善していけないかも考えられそうです。
U・Eさん ST2年目
担当患者様で気切の方がいますが、どのような訓練を進めていけばいいのかわからなかったため、受講しました。カニューレについて基礎的なことから学ぶことが出来てとても勉強になりました。直接質問にも回答していただけたので、教えていただいたように呼吸練習や関節嚥下練習を行っていこうと思います。
O・Yさん ST23年目
院長が呼吸器外科の医師に変わってから、カニューレの患者さんが増え、嚥下のオーダーが増えましたが、知識もないまま手探りでExしていたので、きちんと基礎から学びたいと思い受講しました。手探りでやってきた気切の患者さんのExでしたが、きちんと整理して今、何が必要かをかんがえられるような気がします。また、嚥下のオーダーに対して、嚥下だけをExしてきたが、呼吸ももっとしっかりと診ていく必要があると思いました。明日からのExが楽しみです。
K・Aさん ST10年目
カニューレをつけている方を担当し、どのような状態になれば、ステップアップできるのか、具体的に知りたいと思っていました。気管切開の患者さんを担当するようになり、教科書だけではたくさんの疑問があり、不安でした。今日は基礎からカニューレの選定・評価・訓練の流れを教えて頂き、大変参考になりました。もっと早く受講すればよかったです。
そして、カニューレ抜管に向けて、チームアプローチをしていくにあたり、必要な情報やその伝え方を学べました。胸郭の可動性を良くする実技も明日から使っていきたいと思います。
O・Tさん ST6年目
そもそも、気管切開の患者様に会うことがなく、今年になって気管切開のケースに介入することになり、訓練の進め方、そもそもカニューレについてしりたくなり、受講させていただきました。カニューレのいろはについて学ぶことが出来ました。今まで抜管に至ったケースはなく、それに至るまでのプロセスについて知ることが出来ました。明日からの離床にて視点を変えて望んでみようと思います。
内藤 雅人さん ST3年目
先日までの3か月間で初めて気切患者を担当し、カニューレがあるだけで進め方、介入の仕方を悩み続けていたため、また、カニューレの方への唾液嚥下や咳嗽、喀痰までうまくアプローチが行えていなかったため、その評価~介入方法には疑問でした。受講してみて、気管切開やカニューレについて、所見から選定する考え方は、どこまでせめて考えていけばいいのか、先生方の考え方を知ることが出来てよかったです。また、介入の評価・訓練の考え方を学べ、頭の整理が出来ました。
K・Nさん ST3年目
カニューレの患者さんは何人か病院にいますが、実際に何をやっていけばいいのか、経験もなかったので、受けてみました。教科書だけだとわからなかったことが理解出来ました。カニューレの患者さんが来た時に参考にさせていただきたいと思います。また、呼吸機能が弱い患者さんにも使えそうなことも知ることが出来ました。
T・Iさん ST6年目
なかなか気切の人を担当する機会がなく、たまに気切の症例が来た時に困ってしまうので、今回のセミナーで知識・視点を身に着けていきたいと思ったので、受講しました。
気切・カニューレに関するセミナー(特にSTむけ)、評価・訓練に対する明確な文献やテキストがなかなかないので、とても新鮮で知りたい情報が詰まっていました。次に気切の人が来た時、頭の中で混乱せず、一つずつ整理する知識・視点を持つことが出来ました。次のセミナーも楽しみです。
N・Mさん ST4年目
カニューレの取り扱い方がわからないため、また、嚥下評価や食事開始の目安がわからいため、受講しました。カニューレについて学ぶことができました。そして、カニューレは、入ったらそのままなことも多く、脱気したりしますが、選定までSTが携わるのはすごいなと思いました。嚥下訓練の進め方はわかりましたし、呼吸訓練の大切さも学べました。
I・Mさん ST15年目
主治医を説得するための術を学びたかったから受講しました。カニューレの対象となる人について、頭を整理することができました。トラキオマスクの意味、気切をしているだけで、呼吸状態を悪化させてしまう理由も知ることが出来ました。患者によってスモールステップで評価しながら、訓練をすすめていくことが大切であることが良くわかりました。そして、明確な基準があるわけではないことから、日々の積み重ねだと感じました。
T・Iさん ST6年目
気切、カニューレに密に焦点を当てた研修会、文献、テキストが見つけられず、知識不足を感じていたため、このセミナーを見つけました。具体的な訓練、評価の進め方の話を聞けて良かったです。また、基本的な構造、種類を勉強できた後だったので、先生の話がイメージしやすかったです。純粋にカニューレ、気切に対するりかいを深められ、資料も見やすく、振り返りやすい印象なので、困ったときに、思考を整理しやすそうです。
M・Hさん ST4年目
気管切開の患者様に対する嚥下訓練の流れやリスク管理に対しての理解を深め、臨床に活かしていければと思い、受講させていただきました。カニューレの選定や必要な訓練を学ぶことができ、気管切開の患者様に対しての介入は怖かったり、難しいなと思うことばかりでしたが、少しカニューレや訓練の流れに対しての理解が出来ました。また、休み時間やワーク中に質問したことに対して、丁寧に答えてくださり、とても勉強になりました。
N・Mさん ST3年目
気管カニューレへの経験が少なかったこと、積極的な介入が行えなかったため、受講しました。気管カニューレの呼吸・嚥下評価、介入についての考え方が効けて良かったです。また、カニューレの経験が今まで1症例でしたが、介入中の不十分であったことやこの介入のしかたは間違っていなかったのかといった不安が軽くなりました。
S・Tさん PT11年目
今まで5例ほどしか気切の方を担当したことがなかったのですが、PTとして呼吸リハばかりの視点だったので、全体的にみる視点が必要だと思い、申し込みしました。症例検討は普段やらなくなっていたので、非常に頭を使いましたが、アドバイスをいただけて勉強になりました。また、Dr任せの抜管で何故うまくいった、ダメだったかという理解が出来ていなかったので理解しやすくなったかと思います。特に、カニューレ交換の糸が良くわかりました。
江川 恵さん ST10年目
急性期病院に転職し、カニューレの方にリハビリがうまくできなかったので、受講しました。講義は丁寧でとてもわかりやすかったです。なかなかカニューレのリハの講義はないので、とてもありがたかったです。全く分からない状況からの受講だったので、全てが勉強になりました。
U・Rさん ST2年目
担当患者さんで気切の方がいますが、訓練のもっていき方などに悩んでいたため、受講しました。それぞれのカニューレに変更した場合のリスクや訓練内容を知ることが出来、とても勉強になりました。風車を使うなど、実際の訓練内容を教えて頂けて良かったです。そして、現象から原因を考え、そこにアプローチしていくという流れを臨床でも活かしていきたいと思います。
I・Mさん ST
カニューレの患者様は当院には多いため、あいまいなままカニューレ抜去に向けて取り組んでいたことが今回良くわかりました。そして、カニューレ抜去に向けての流れや評価すべき点がわかりました。機能障害の部分を今一度個々の患者様で考えて、そこから訓練プログラムを見直してみたいと思います。
M・Hさん ST4年目
カニューレをつけている人の経口摂取の進め方がわからなかったため、受講しました。講義はとてもわかりやすく、何故その現象が起こっているのかという原因までを考えなくてはいけないことを改めて感じました。また、抜管をするためには、呼吸機能に対してアプローチをしっかりと行わなければいけないことを学びました。カニューレの方はあまりいないですが、触れる機会も少ないため、苦手意識がつよかったのですが、少しでも触っていきたいと思いました。
その他、たくさんのコメントをいただいています。
記載がOKと言ってくださった方、ありがとうございます。